自然木に癒されて

奈良県吉野の山中から自然木を通して『うるおい』を提供する徳田銘木のブログ。

2006年02月

化粧杉皮

素晴らしい天然素材です。壁や天井などのアクセントにもどうぞ。

山に立っている杉の木から伐採直後に皮をとり、丹念に仕上げた、山からの最高級の贈り物です。究極の天然素材だと思います。ただ、粗悪品が出回る恐れがありますのでくれぐれもご用心くださいね。





樹種: 杉の皮
規格(入り数): 1束=3坪分
規格(幅): 240mm・300mm・360mm・450mm
ランク: さび皮・特撰・極稀・上稀・稀
施工用途: 天井・壁・屋根など
製造・加工方法:
1. 9月〜10月に伐採した樹齢60〜100年の杉の皮を剥ぐ
2. 皮を横積みにし、約2ヶ月発酵(防虫のため)
3. 一定の幅に幅立ちし、一定幅ずつ結束する
4. 杉皮削りセン(道具名)で荒皮を削る
5. 3坪ずつ結束する

桧出節・槇出節(ひのきでぶし・まきでぶし)

節の出っ張りを生かした面白い商品。ご近所の居酒屋・うどん屋さんなどで見かけたかも。

本来、銘木は節や枝を嫌いますが、この商品は逆にこの変化を楽しんだアイテムだと思います。少し「遊びの空間」に是非、どうぞ。お近くの飲食店などでご覧になられてませんか?



樹種: 桧・槇
長さ: 3m〜4m
末口: 60〜210mm
施工用途: 門柱・ポーチ柱など外回りの部材
製造・加工方法:
1. 生枝のついた立木を伐採
2. 皮を剥ぎ、枝の切跡をきれいに削る
3. 節のあるところを美しく強調したもの

面皮柱(めんがわばしら)

主として茶室の柱として使われますが、木目を綺麗に見ることが出来、味のある商品だと思います。

いかにも和風を表現する商品のひとつです。カドは丸のままで、4面は木目をだし、繊細な味を出すのには最高のアイテムです。高級材としてだけではなく、木の味を楽しむつもりで一度、使われてはいかがですか。







樹種: 杉・桧
長さ: 3m〜4m
末口: 90〜150mm
施工用途: 化粧柱・座敷廻り・茶室・床柱など
製造・加工方法:
無節の磨丸太の四面をチョンナではつり、皮の部分を5〜6分残した柱。はつった面には美しい中杢が現れる。

海布丸太(かいふまるた)

天井や軒先などのタルキとして使用されていますが、スクリーンなどのユニークな利用も増えてきました。

杖(つえ)のような細い木ですが、枝ではなく、れっきとした幹です。植林をして、まもなくの頃から枝を切り、特殊な手間のかかる作業を繰り返します。料理屋さんやお寿司屋さんなどで「細い磨き丸太」を見かけたことはありませんか。施工されることにより、いっそう味が出る商品です。


カイフ丸太


カイフ丸太(左・サビ、右・杉)



樹種: 杉
長さ: 0.9m〜4m
末口: 〜60mm
施工用途: 化粧軒・茶室の垂木など
製造・加工方法:
1. 植林・下刈り・枝打ち
2. 杉の小径丸太(10年〜15年生)を伐採
3. 皮を剥ぐ・乾燥・磨き上げ
4. 育林時には小径で無節の直材を目指すが完璧なものは少なく、無地・半無地・節有など、枝打ちの後の残り具合でランクが付けられている。

桁丸太(けたまるた)

本来、日本建築での縁側(えんがわ)上部に使われた材料ですが、近年、ホールなどの柱としても数多く使用されています。

日本家屋の縁側(えんがわ)の頭上などに、横使いされた磨き丸太です。長さが4mから20mぐらいまであり、太さも12cmから60cmぐらいまでバリエーションがあります。近頃は、ホールや大きな空間に柱として、縦使い(たてづかい)をされる事が増えてきました。







樹種: 杉
長さ: 4m〜
末口: 120mm〜
施工用途: 在来木造建築の軒桁用材など
製造・加工方法:
製法は磨丸太と同様であるが、40〜80年生くらいの原木を加工する

磨丸太(京木)

室町時代から存在したという説がある、もっともオーソドックスな商品です。

1番オーソドックスでシンプルな業界を代表する商品です。住宅・旅館・和風店舗等、いろんな空間に楽しめる商品だと思います。





樹種: 杉・桧
長さ: 2m・3m・4m
末口: 60mm〜
施工用途: 床柱・棟木・霧除・手摺・長押・飾り柱など
製造・加工方法:
1. 苗木を植林
2. 幼令よ丁寧に枝打ち・下刈り
3. 植林から20〜30年後に伐採
4. 皮を剥ぐ・背割り・磨き上げ・乾燥

変絞(へんしぼ)

人造絞丸太のスペシャル版です。

人造絞り丸太の特殊なカタチですが、ほとんど芸術的な商品です。これほど難しい商品はこの業界にないかもしれません。製造に要する期間も5年前後かかりますし、表面がマイルドな出来に仕上がるのは並大抵では出来ません。





樹種: 杉
長さ: 3m・4m
末口: 120mm〜
施工用途: 床柱・飾り柱など
製造・加工方法:
製法は人造絞り丸太と同様であるが、さまざまな模様の種類がある。

人造絞り丸太

現在、もっとも多く床柱(とこばしら)として、使われている商品です。

現代、国内で床の間(とこのま)、床柱(とこばしら)のある住宅のほとんどはこの商品が採用されています。「製造・加工方法」にありますように山で立っている木にプラスチックの添え木をあて、2〜3年の年月をかけて製造します。この商品も限りなく自然木に近く、技術的には難しい商品です。



樹種: 杉
長さ: 3m・4m
末口: 75mm〜180mm
施工用途: 床柱・飾り柱など
製造・加工方法
1. 磨丸太仕立ての適寸立木に箸状の材料 (プラスチックの添木)を針金でまきつける
2. そのままの状態で2〜3年成長させる
3. 伐採・添木を取る(シワがついている)
4. 皮を剥ぐ・背割り・磨き上げ・乾燥

ムロ変木

不思議な木です。白色と茶色が共存していて、かつ、1本ずつ、まったく表情が違う商品です。変木の中でも逸品です。

変木の王様。なんでこんな木があるのかが不思議です。細いものでさえ100年ぐらいの樹齢を数え、人工植林木は皆無だと思われます。実際、施工されますと皆様の注目の的、間違いなしです。


ムロ

ムロ

樹種: 榁(ムロ)
長さ: 2m〜4m
末口: 60mm〜
施工用途: 床柱・落掛け・飾り柱・壁止めなど
製造・加工方法:
1. シャレが入っているムロの原木を伐採
2. 皮を剥ぐ・乾燥
3. ニス・ロウで表面処理

良母・サルスベリ

表面が赤茶色で光沢がある、すべすべした木です。店舗の内装にもオシャレかも。

雑木林のイメージがあります。個性的な中に質素な感じをかもし出すような商品です。一度、手に取られて感触をお楽しみください。

樹種: 良母(サルスベリの代替品)
長さ: 2m〜4m
末口: 60〜150mm
施工用途: 茶室などの床柱、玄関などの飾り柱・壁止め
製造・加工方法:
1. 立木伐採
2. 小切り・乾燥
3. 荒皮取り
4. 防虫加工・仕上

杉天然出絞丸太

突然変異により極まれにしか手に入る事が不可能でしたが、近年、林業家の努力により、安定供給が可能となった商品です。

1980年代までほとんど手に入れることが不可能であった商品です。表面には独特の文様があり、故松下幸之助様をはじめ、こよなくこの商品を愛した著名人も数多くおられました。

樹種: 杉
長さ: 3m・4m
末口: 105mm〜170mm
施工用途: 床柱など
製造・加工方法
1. 先天的に親木の性質受け継ぐためさし木し、畑で育てる
2. 山へ植林
3. 下刈り・枝打ち
4. 植林から20〜25年後に伐採
5. 皮を剥ぐ・背割り・磨き上げ・乾燥

香節(こぶし)

古くから数寄を表現する木材のひとつです。施工され、よりいっそう味が出ます。

春、野山で白い花が咲くあの木です。おとなしい香りが漂います。表面はグレイの皮がそのまま付いていて、独特の雰囲気がかもし出されます。







春、野山で白い花が咲くあの木です。おとなしい香りが漂います。表面はグレイの皮がそのまま付いていて(この美しい模様は伐採の時期を誤ると剥がれてしまいます)、独特の雰囲気がかもし出されます。

樹種: 香節
長さ: 磨き仕立て:3m〜4m、タルキ仕立て:2m〜4m
末口: 磨き仕立て:60〜150mm 、タルキ仕立て:6〜60mm
施工用途: 床柱・廻縁・竿縁・小舞など


桜皮付き丸太

表面に皮が付いたままの商品です。個性的で趣きがあります。

生産量が激減した商品の一つです。自然の中で育った「桜」を皮付きのままで商品化し、その風情を施工現場に生かす事の出来る魅力あふれる商品です。





樹種: 桜
長さ: 2m〜4m
末口: 60〜120mm
施工用途: 茶室などの床柱・玄関などの飾り柱・壁止めなど
製造・加工方法:
1. 立木伐採
2. 小切り・乾燥
3. 磨き仕上げ

赤松

古来から茶室の主柱に多く使われました。近年、あの有名なデザイナーのご自宅の飾り柱にも採用していただきました。

本当に上品な顔つきです。古来からお客様をお迎えし、おもてなしをする場での装いを持った商品だと思います。表面は赤松本来の皮が付いたままですので、粗悪品の場合、施工後、木食い虫なんかの恐れもありますのでくれぐれもご注意くださいね。





樹種: 松
長さ: 3m〜4m
末口: 60〜150mm
施工用途: 床柱(茶室によく利用される)
製造・加工方法:
1. 伐採し、乾燥させるため背割り(芯抜き)
2. 鬼皮を剥がし、防虫加工

錆丸太

これこそ自然が与えてくれたオブジェだと思います。

表面は黒色・白色そしてたまに少し赤色が混じり、人間の手ではだしえない、個性あふれる色と雰囲気をかもし出している木材です。まだまだ世の中には普及していませんが、今後、注目される商品だと思います。







樹種: 桧
長さ: 3m〜6m(磨き仕立て)、2m〜4m(タルキ仕立)
末口: 60〜180mm
用途: 数寄屋建築・茶室などの柱・桁・間柱など
製造・加工方法:
1. 普通、伐採ををしてはいけないオオズワリ(5月末〜6月上旬)にする
2. 山で皮を剥ぎ、そのまま山で寝かせてサビ(天然カビ)をつける
3. 出材し、磨き上げ、ロウで仕上げる

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